増刊号 この症例このまま診ていて大丈夫? 病診連携にもとづく疾患別眼科診療ガイド
2 角膜
ドライアイ
内野 裕一
1
1慶應義塾大学医学部眼科学教室
pp.113-118
発行日 2021年10月30日
Published Date 2021/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214157
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クリニック・病院から紹介/逆紹介するときのポイント
クリニックから病院へ紹介するとき
・一般的なドライアイ点眼薬にて他覚的所見/自覚的な症状が改善しない.
・クリニックでは涙点プラグを使用できない.
・重症な涙液分泌減少型ドライアイを認めるものの,Sjögren症候群などの全身疾患の精査ができない.
病院からクリニックへ逆紹介するとき
・既存の処方点眼薬や人工涙液のみで,改善した自覚症状や他覚所見の維持が見込める.
・改善した自覚症状に患者自身が満足しており,定期的な診察は2〜3か月おきとなっている.
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