Ojo
角膜内皮
木下 茂
1
1京都府立医科大学眼科
pp.18-19
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410901856
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角膜内皮細胞層はポンプ機能とバリアー機能という2つの重要な生理的機能を持っており,角膜透明性の維持に必須な細胞である。このため,多くの眼科手術医は術前の1mm2あたりの内皮細胞密度を気にかけて,このパラメーターで手術適応をうんぬんする傾向がある。しかし,細胞密度が低ければ手術をしないかといえば,そうではない。実際にはもう一つ別の所見を参考にしているはずである。それは角膜内皮中央部におけるguttata (滴状角膜)の有無である。
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