Japanese
English
連載 Clinical Challenge・16
ソフトコンタクトレンズ装用中に両眼の視力低下感を訴えた若年女性例
A case of young female wearing soft contact lens with bilateral blurred vision
﨑元 暢
1
Tohru Sakimoto
1
1杉浦眼科
pp.858-861
発行日 2021年7月15日
Published Date 2021/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214032
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症例
患者:23歳,女性
主訴:両眼の視力低下感
既往歴・家族歴:特記すべきことなし
現病歴:インターネットで購入した1日使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズ(SCL)装用中であった。1年前に左眼視力低下を自覚し,かかりつけ医で左眼角膜上皮障害を指摘されSCL中止を指示された。2か月後に症状軽快するも,両眼の視力低下感が再燃した。SCLを中止しても改善がなく,特に夕方になると見づらくなってきた。2か月前からは両眼に細かな眼脂が出現するようになった。かかりつけ医を再診し,両眼の角膜上皮障害を指摘されオフロキサシンゲル化点眼,レバミピド,フルオロメトロン点眼を処方されるも軽快せず,人工涙液(4〜10回/日),オフロキサシン眼軟膏点入(3〜4回/日)に変更したが,症状や所見に改善がないため杉浦眼科に紹介となった。
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