Japanese
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臨床ノート
白内障術中の虹彩脱出時における虹彩縦切開
Radial iridotomy in case of iris prolapse during cataract surgery
柊山 剰
1
,
橋之口 かおり
1
,
津曲 美幸
1
Jo Fukiyama
1
1柊山医院眼科耳鼻咽喉科
1Fukiyama Eye & ENT clinic
pp.489-492
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213961
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緒言
白内障手術では,小切開であっても虹彩が脱失することがある。その際,脱失虹彩を切除するか整復するかのどちらかを選択せざるをえないが,一度脱失した虹彩は,元に戻そうとしても,その後の操作でまた再脱失しやすいので,切除を選択するほうが多いかと思われる。この際,筆者らは,脱失虹彩を切除はしないで,切開を加えるのみで良好な結果を得た症例を複数経験している。本稿では,そのなかの1症例を報告する。
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