Japanese
English
連載 眼炎症外来の事件簿・Case9
両眼の硝子体混濁に対する硝子体手術後に網膜下浸潤病巣を生じた症例
A case presenting with subretinal infiltration following performing pars plana vitrectory for bilateral vitreous opacity
慶野 博
1
Hiroshi Keino
1
1杏林大学医学部眼科学教室
キーワード:
硝子体混濁
,
網膜下浸潤病変
,
眼・中枢性悪性リンパ腫
,
OCT
,
ellipsoid zone
Keyword:
硝子体混濁
,
網膜下浸潤病変
,
眼・中枢性悪性リンパ腫
,
OCT
,
ellipsoid zone
pp.558-561
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213131
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患者:62歳,男性
主訴:左眼視力低下
既往歴・家族歴:特記事項なし
現病歴:4か月前から両眼の飛蚊症を自覚し近医を受診した。両眼白内障,雪玉状硝子体混濁,黄斑前膜を指摘され,サルコイドーシスを疑い全身検査を行うも異常所見はなかった。その後,両眼白内障,硝子体混濁,黄斑前膜に対して超音波乳化吸引術,眼内レンズ挿入術,硝子体切除術を施行するも視力改善みられず,精査目的で当院炎症外来へ紹介され受診した。なお,上記の手術時には硝子体生検は行われていなかった。
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