増刊号 7年前の常識は現在の非常識!—眼科診療の最新標準
2.眼表面・角膜疾患
2)診断・治療
角膜パーツ移植
稲富 勉
1
1京都府立医科大学眼科学教室
pp.101-108
発行日 2018年10月30日
Published Date 2018/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212886
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ここが変わった!
以前の常識
●角膜移植は全層角膜移植が主体であった。
●角膜混濁や水疱性角膜症にも全層角膜移植術が第一選択であった。
●トレパンによる角膜切開が標準手技であった。
●角膜上皮移植には輪部移植や角膜上皮形成術が唯一の方法であった。
現在の常識
●病的部位のみを置換するパーツ移植が発展している。
●水疱性角膜症にはDSAEKやDMEKなどの角膜内皮移植が第一選択である。
●エキシマレーザー,マイクロケラトーム,フェムトセカンドレーザーなどが角膜移植に応用されている。
●培養角膜上皮移植や培養口腔粘膜上皮移植などの再生医療が実現している。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年10月)。
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