第25回日本臨床眼科学会 GROUP DISCUSSION
角膜移植
pp.979-983
発行日 1972年7月15日
Published Date 1972/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410204825
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1.Osteo-Keratoprosthesis移植人眼の組織所見について
野中杏一郎・臼井正彦
山崎 秀樹(東京医大)
合成樹脂による人工角膜を移植した人眼の組織学的所見についての報告はBrraquer, Torres,早野らの報告があり,生体組織を支持部とするBiological prosthesisの報告もStrampelli, Morganらによつてなされている。われわれは昨年本学会にて20歳の女性に移植したOsteo-Keratoprosthesisについて報告した。本症例は術後約7カ月間固着は良好であつたが,光学部周囲に潰瘍形成を生じ,感染防止のため残念ながらOsteo-Ke—ratoprosthesisを除去した。本症例の組織学的所見より若干の知見を報告した。
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