増刊号 眼科基本検査パーフェクトガイド—理論と実技のすべてがわかる
Ⅰ 眼科検査の理論と実技
超音波検査
国松 志保
1
,
三嶋 弘一
2
1東北大学医学部眼科学教室
2公立学校共済組合関東中央病院眼科
pp.232-239
発行日 2017年10月30日
Published Date 2017/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212476
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理論編
検査の目的
後眼部の評価にあたっては,光干渉断層計や光学的眼軸長測定装置の登場により,非侵襲的に,短時間で,定量的なデータを得ることができるようになったが,角膜混濁・白内障・硝子体出血による眼底透見困難例ではレーザー光が到達できないと測定不可能となる。超音波検査では,眼底透見困難例でも検査可能であり,眼内異物の有無や,腫瘍の大きさを測定するにも必要不可欠な検査である。
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