特集 —症候別 すぐ役に立つ—救急画像診断—いつ撮る? どう見る?
総論—救急領域の画像検査の特徴
超音波検査の適応と限界—腹部超音波検査を中心に
太田 智行
1
1東京慈恵会医科大学放射医学講座
pp.616-619
発行日 2017年4月10日
Published Date 2017/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224862
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Point
◎腹部急性疾患に対する超音波検査の適応は主に,超音波検査を先行させた時,①CT検査が省略でき被曝の低減が期待できる場合,②介入までの時間短縮が期待できる場合,③CT検査が難しい低血圧またはショック時,④CT検査ができない院外,が挙げられる.
◎超音波検査においては,検査精度が臨床情報に依存すること,死角が存在することに注意する.
◎Point of care ultrasonography(POCUS)の導入により,現場での超音波検査の活用が進むことが期待される.
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