増刊号 眼感染症の傾向と対策—完全マニュアル
Ⅲ.疾患別:診断・治療の進め方と処方例
7.術後感染症
バックル感染
島田 宏之
1
1日本大学病院アイセンター
pp.312-319
発行日 2016年10月30日
Published Date 2016/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212062
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POINT
■バックル感染は,早期感染と晩期感染に分けられる。
■早期感染の予防は,ヨウ素系消毒薬による術野の洗浄である。
■晩期感染の予防は,バックルの確実な縫着,テノン囊や結膜の密な縫合である。
■早期感染ではバックル除去,晩期感染では露出したバックルを早期に抜去する。
■バックル除去後の,再網膜剝離のリスクは少ない。
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