Japanese
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連載 Clinical Challenge・41
強膜バックルが露出し複視を生じている症例
A case with diplopia due to the exposed scleral buckle
寺崎 寛人
1
Hiroto Terasaki
1
1鹿児島大学医学部眼科学教室
pp.950-954
発行日 2023年8月15日
Published Date 2023/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214867
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症例
患者:30代,男性
既往歴:アトピー性皮膚炎。4年前に左眼の裂孔原性網膜剝離に対して網膜復位術(#287+#240 encircling)を実施。2年前から眼科通院を自己中断。
現病歴:2か月前から左眼の眼脂,充血,複視を自覚し近医を受診した。結膜炎の診断にて抗菌薬点眼を処方された。その1か月後,症状が改善しないため,別の眼科を受診し左眼強膜炎の診断にて鹿児島大学病院眼科(以下,当科)に受診を勧められたが放置した。症状が改善せず同眼科を再診したところ,左眼バックル感染が疑われ当科を紹介され受診した。
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