増刊号 緑内障なんでも質問箱—エキスパートに聞いたら最新エビデンスをもとにズバリと答えてくれた!
Ⅱ.診断編
【OCT】
25.黄斑マップをみるコツはありますか?
木村 至
1
1埼玉医科大学医学部眼科学教室
pp.130-133
発行日 2015年10月30日
Published Date 2015/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410211561
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黄斑部内層網膜は正常では上下の対称性がありますが,緑内障では神経線維の走行に沿って障害され,耳側縫線(temporal raphe)の上下で差が出るのが特徴的な所見であり,その非対称性をみることで早期の緑内障診断に役立ちます。その際,視神経乳頭所見や視神経乳頭周囲網膜神経線維層(cpRNFL)厚の結果と整合性がとれている必要があります。
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