特集 眼疾患のガイドラインと診療指針解説とアップデート
25 萎縮型加齢黄斑変性の診断基準
安藤 亮
1
,
石田 晋
1
1北海道大学大学院医学研究院眼科学教室
pp.1377-1381
発行日 2022年12月23日
Published Date 2022/12/23
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000002956
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
加齢黄斑変性は,中高年の視力を障害する代表的な疾患のひとつであり,萎縮型と滲出型の2つに分けられる。萎縮型加齢黄斑変性は黄斑部に境界鮮明な地図状萎縮をきたす疾患で,加齢による網膜色素上皮細胞,視細胞,脈絡毛細血管板の萎縮性変化,Bruch膜の肥厚や変性に伴って視機能低下を生じる。本疾患の診断基準は,厚生労働省網膜脈絡膜・視神経萎縮症調査研究班の萎縮型加齢黄斑変性診療ガイドライン作成ワーキンググループによって作成され,2015年の『日本眼科学会雑誌』に掲載されている1)。
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.