Clinical Conference
若い女性にみられた黄斑部病変
林 倫子
1
,
雨宮 次生
1
1京都大学医学部眼科学教室
pp.1471-1478
発行日 1977年12月15日
Published Date 1977/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207544
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雨宮(助教授) それでは眼科臨床検討会を開催いたします。症例は,黄斑部疾患の症例ですが,受け持ちの林先生から,患者さんの紹介をしていただきます。
林(助手) 紹介いたします。患者は23歳の女性,初診は1975年11月6日です。左眼視力低下と変視症を主訴として来院いたしました。現病歴は,1975年7月,これは当科受診の4カ月前になりますが,新聞を読む際,左眼の変視症に気付き近医を受診し,さらに某大学眼科に紹介されましたが,どちらでもRieger型のRetinitiscentralisの診断を受け,ステロイドの内服,結膜下注射を受けていました。しかし,症状が軽快しないので当科を受診いたしました。
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