第48回日本臨床眼科学会専門別研究会1994.11.4幕張メッセ
眼科と東洋医学
竹田 眞
1
1竹田眼科
pp.790-791
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410904290
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本年は当専門別研究会には8題の一般演題が発表された。また一般演題終了後山本昇吾先生(山本眼科)の司会のもとに当会で発表された症例の以後の経過について討論された。一般的に学会での発表は(特に薬物効果や手術効果については)一度限りのことが多く,長期followなしで学会の常識になってしまうことが多い。東洋医学でも同じことで,長期経過観察なしではその有効性に疑問があるとの山本・仲河両先生の御意見に従いこの企画ができた。
会場は例年の約半分の広さと座席数であり,一度座ってしまうとなかなか移動できない状態であった。このためこれから東洋医学にchallengeしようと考えて顔を出された先生方が入りにくく残念であった。しかし広くない部屋であったので,マイクを使用せず討論できたのは,大きな利点であったと考える。なぜなら一度マイクの前に立てば,正しい日本語で話さなければならない気持ちとなり,実のある討論にならないことが多いからである。このためもあり,研究会はいつものことながら多少遅れ気味で進行した。
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