Japanese
English
連載 眼科図譜・269
脈絡膜生検を行った悪性リンパ腫によるぶどう膜炎の1例
A case of uveitis of malignant lymphoma diagnosed by choroidal biopsy
立川 晶子
1
,
志水 一夫
1
,
宇山 昌延
1
,
山本 起義
2
,
泉 春暁
3
Akiko Tachikawa
1
,
Kazuo Shimizu
1
,
Masanobu Uyama
1
,
Kiyoshi Yamamoto
2
,
Haruaki Izumi
3
1関西医科大学眼科学教室
2市立岸和田市民病院
3関西医科大学病院中検病理部
pp.1208-1209
発行日 1988年11月15日
Published Date 1988/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210537
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
緒言 悪性リンパ腫は原因不明のぶどう膜炎として眼内に初発することがある1-4).従来は,組織学的証明は眼球摘出や死後の病理解剖でしか行われなかったが,近年,硝子体,前房水の細胞診1)や経強膜的生検3)によって確定診断され,放射線療法が行われるようになった.今回,我々は悪性リンパ腫によるぶどう膜炎が疑われた症例に経強膜的脈絡膜生検を行って診断を確定し,放射線療法によって腫瘍の消褪を見たので報告する.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.