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特集 第40回日本臨床眼科学会講演集 (4)
学術展示
老人性円盤状黄斑変性症の病型と臨床経過
Clinical features and natural history of senile disciform macular degeneration
沼賀 哲郎
1
,
高橋 直人
1
,
橋本 和彦
1
,
飯田 知弘
1
,
北川 道隆
2
Tetsuro Numaga
1
,
Naoto Takahashi
1
,
Kazuhiko Hashimoto
1
,
Tomohiro Iida
1
,
Michitaka Kitagawa
2
1群馬大学医学部眼科学教室
2深谷赤十字病院眼科
pp.830-831
発行日 1987年7月15日
Published Date 1987/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210112
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- Abstract 文献概要
緒言 老人性円盤状黄斑変性症(SDMD)は,基本的には加齢と関係した黄斑下の血管新生を軸にして起こる疾患群と理解される1).しかしその臨床像は実に幅が広く,また予後を推測するのは困難なことが多い.一方,この一病型とされている出血性色素上皮剥離は,眼底所見が派手であっても,出血が順調に吸収されて視力経過が良好なものから,硝子体出血に及び硝子体手術の必要なものまで様々である.我々は初診時さまざまな段階にあるSDMDにつき,病型別に,年齢,性別,他眼の所見,臨床経過の特徴,視力予後(最終視力)ならびに光凝固の必要性の有無について比較検討した.
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