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特集 第40回日本臨床眼科学会講演集 (3)
学術展示
トキソプラスマ性網脈絡膜炎後の瘢痕病巣と思われる部に接して見られた黄斑部脈絡膜新生血管の1例
Macular choroidal neovascularization adjacent to retinochoroidal scar in a case with presumed toxoplasmosis
平田 志穂
1
,
吉岡 久春
1
Shiho Hirata
1
,
Hisaharu Yoshioka
1
1久留米大学
pp.664-665
発行日 1987年6月15日
Published Date 1987/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210070
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緒言 従来,急性の眼トキソプラスマ症(以下眼トキソ症と略す)の稀な合併症として,視神経乳頭浮腫,乳頭および網膜新生血管,網膜血管分枝閉塞,脈絡膜新生血管および網膜外層トキソプラスマなどがあげられている1).また,眼トキソ症の経過中に見られる脈絡膜新生血管については数氏の報告2〜4)があるが,本邦では萱沢の1例5)があるのみである.今回我々は,黄斑部トキソ性網脈絡膜炎後の瘢痕病巣と思われる部に接して脈絡膜新生血管を来たした症例を経験したので報告する.
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