Japanese
English
連載 眼科図譜・352
固定斜視の1例
A case of fixed strabismus
堀部 勉
1
,
砂川 光子
1
,
奥平 晃久
1
,
新井 一樹
1,2
,
大熊 正人
,
本田 孔士
1
Tsutomu Horibe
1
,
Mitsuko Sunagawa
1
,
Akihisa Okudaira
1
,
Ikki Arai
1,2
,
Masato Ohkuma
,
Yoshihito Honda
1
1京都大学医学部眼科学教室
2京都大学医学部病理学教室
pp.566-567
発行日 1987年6月15日
Published Date 1987/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210044
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- Abstract 文献概要
固定斜視(strabismus fixus)とは,1眼または両眼が内転位あるいは外転位の時には,上下偏位に固定された状態で,報告は比較的少ない.また,内眼筋の病理所見の報告も少ない1〜5).今回我々は強度近視に伴う後天性の固定内斜視の1例を経験し,その内直筋の病理所見を得たので報告する.
症例 は52歳女性で1980年右眼軽度内斜視指摘されたが放置1983年11月頃より両耳側視野欠損自覚し,視野狭窄が急に進行してきたため近医より紹介され,京都大学医学部付属病院を1984年4月13日に受診した.複視の自覚はなかった.
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