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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その4)
学術展示
未熟児網膜症に対するビタミンEの効果について(I)
The effects of vitamin E on retinopathy of prematurity (I)
高田 正博
1
,
馬嶋 昭生
1
,
田中 純子
1
,
加藤 寿江
1
Masahiro Takada
1
,
Akio Majima
1
,
Junko Tanaka
1
,
Toshie Kato
1
1名古屋市立大学眼科学教室
pp.544-545
発行日 1984年5月15日
Published Date 1984/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410209172
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- Abstract 文献概要
緒言著者らは幼若猫を用いた実験的未熟児網膜症に関する研究1)で,ビタミンE (V.E)がその発生予防と進行防止に有効であることをすでに報告した。今回は,臨床的に未熟児に投与されたV.Eが未熟児網膜症(ROP)に対してどのような効果があるのか検討した。
方法V.E投与群(A群:38例)には,生後0日と2日目にTocopherol acetate 50mg/kgを筋注しその後は同量を毎日内服させた。対照群(B群:140例)はV.E非投与群で,V.Eを投与した期間の前後の症例を選んだ。また,経時的に採血ができた症例の血中V.Eと過酸化脂質(LP)を測定した。
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