GROUP DISCUSSION
超音波
山本 由記雄
1
1都立駒込病院
pp.262-264
発行日 1980年2月15日
Published Date 1980/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208046
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1.未熟児眼の超音波的観察──眼軸長成長の特徴
先に,未熟児眼の超音波的観察,第6報として,生後から1年以上にわたり,未熟児眼の眼軸長およびその構成因子の長さを経時的に計測した結果を報告したが,今回は,未熟児網膜症に罹患したものだけをとりあげて,その眼軸長および構成因子の成長傾向を追求し,網膜症を経過しなかつた未熟児群と比較し,網膜症を経過した者が普通の未熟児とは異なつた特異の成長傾向を示すか否かを検討した。
使用機器は前回までと同様で,ゼネラル製ZD 251形超音波診断装置,ZD 291 P形デジタル式眼軸長測定装置を用い,対象は前回同様都立築地産院に在院した未熟児のうち網膜症に罹患した10例20眼を対象とした。このなかには光凝固または冷凍凝固を受けたもの3例6眼が含まれている。
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