GROUP DISCUSSION
超音波
山本 由記雄
1
1都立広尾病院・駒込病院
pp.82-84
発行日 1985年1月15日
Published Date 1985/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410209318
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1.眼科における総合画像診断と起音波検査法の役割
○松本匡彦・梯 龍洋・小松 章・染谷恵美子・ 太根節直(聖マリアンナ医大) 我々は種々の眼疾患に対して,echography, CT-scan,RI-scintigraphy, angiography, thermography等を駆使して眼科の総合画像診断を試みたので報告する.対象とした疾患は,過去11年間のうち代表的なRetinoblastoma,PHPV, Xantogranuloma, choroidal hemangioma, mali-grant melanoma, C.C.F等である.その結果,CT-scanは眼窩内の病変の映像化に有利であるのに対し,echo-graphyは,眼球内病変の診断や,計測・組織鑑別に長所を有し,また,RI-scintigraphyは,tumorの性状やmetastasisの発見のために有用であった.echography,CT-scan, RI-scintigraphy, angiographyおよびthermo-graphy等の総合画像診断を行うことにより,より高い正診率を得ることができた.
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