GROUP DISCUSSION
超音波
山本 由記雄
1
1都立駒込病院・広尾病院
pp.407-410
発行日 1982年4月15日
Published Date 1982/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208570
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1.Model 6000 AB Ultrasonic Ophthalmoscope装置の使用経験と,特にそのA・B-scanについて
本装置はOksal教授らが開発したLesertek社(フィンランド)製の直接型A・Bモード装置で,40°の扇形機械的Bスキャンを行う6MHz,24mm焦点の凹面振動子を有し,特殊計測装置を内臓し,眼軸長計測が容易にでき,虫たAモードとBモードとの合成像であるA・Bスキャンを行い得る特長をそなえている。
本装置を使用して行った合計44眼の各種眼疾患の映像表示成績では以下の結果が得られた。①此較的良好な分解能と十分な感度が得られ,②特に内臓するキャリパーにより簡便に眼軸長や眼内病変の計測を行うことが可能で,また③60dBのGainを有し,感度断層法にも布月Lまた④特にAモードとBモードとの合成像のA/Bモード(Dモード)では,具体的な形態像の把握に便利で説得力に富み,患者に対する説明が便利であった。また,⑤ストレージ像がフットスイッチ操作で得られるので写真撮影に便利で,かつ,⑥Bモード像によるreal-time観察にも有用であった。
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