Japanese
English
臨床実験
眼疾患に対するBTMP錠の使用経験
Effect of BTMP on the disease of the eye
武田 守久
1
,
山下 龍雄
1
Morihisa Takeda
1
,
Tatsuo Yamashita
1
1日本大学医学部眼科教室
1Department of Ophthalmology, School of Medicine, Nihon University
pp.1265-1269
発行日 1961年12月15日
Published Date 1961/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207354
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I.緒言
今回三共株式会社高峰研究所で,新に合成されたビタミンB1の誘導体S-Benzoylthiamine O—monophosphate (以下BTMPと略す)はビタミンB1のベンゾイル化及び燐酸エステル化によつて,効力を高め,安定性の増強を計つた製剤で,特に,従来のビタミンに比して消化管よりの吸収が極めて良好で,且つ血中濃度の持続性も大であり,各種臓器への移行率も大きく,無臭であり,Thiaminepropyldisulfideより優れていると云われている。
私共は三共KKから本剤の提供をうけて,次の種の眼疾患に使用し,臨床実験を試みる機会を得たので,その成績を簡単に報告する。
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