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I.まえがき
Magnus氏(1877)によれば,ギリシヤ・ローマ時代より既に視野という概念があり,見える範囲には一定の限界があること,更には二,三の疾患について視野に変化のあることも知られていたといわれる。しかしながら,始めて視野について論文を書いたのはUlmus氏(1602)であり,視野についてはじめて信頼すべき観察をしたのはThomas Young氏(1801)で,彼は既に視野外界を角度を以て正確に表現している。(上方50°,内方60°,下方70°,外方90°)又von Graefe氏(1855)は,"Untersuchung des Gesichtsfeldesbei amblyopischen Affektionen"の中で眼疾患診断のために視野測定を用いているが,この論文こそ日常臨床における視野測定の必要性を明確にしたものと言うことが出来る。しかし,当時の測定法には平板のみが用いられ,網膜中心部のみが探求されたに過ぎなかつた。ところが,Aubert&Förster氏(1857)が"BeCiträge zur Kenn-tnis des indirekten Sehens"を発表して以来,網膜周辺部の機能の探求が始り爾来視野測定はCampimeterの時代よりPerimeterの時代へと移つた。彼等は,白色視標のみならず色視標についても観察し殊に色の認識に対する背景の影響について詳細な研究を行つた。
A modification of Goldmann perimeter was made so as to develop a new apparatus for determination of the flicker fusion field with "flicker isopter" method. Importance of quantitative perimetry as a means of quantitave analyses of retinal sensitivity was also stressed.
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