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日本トラホーム予防協会会誌
トラコーマ・パンヌスの研究—其の1トラコーマ・パンヌスの発現分布及びその頻度について
Studies on the trachomatous pannus:Report 1 Clinical appearance and frequency of pannus by trachoma
木村 一雄
1
,
大林 孚雄
1
,
岩城 忍
1
,
北村 政信
1
Kazuo Kimura
1
1久留米大学医学部眼科
1Dept of Ophth. Kurume Univ.
pp.1368-1372
発行日 1956年10月15日
Published Date 1956/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410205839
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Ⅰ.まえがき
トラコーマ(トと略)の集団検診に当つてはトと他の非ト性結膜炎との鑑別診断が問題となり,又抗生物質の治療効果の検討に当つてはトの治癒の判定基準が問題となる。何れの場合も判断に個人差のつきまとうのは免れない。特にトの診断に当り,定型症は問題でないとしても疑わしい症例の診断は容易でない。
近時ト診断のきめ手として,パンヌス(パと略)の価値が大きく浮び上つている。然しパがト診断上絶対的地位を占めるには次の条件が充たされねばならない。
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