Japanese
English
臨床実験
緑内障とビタミンD2
Glaucoma and Vitamin D
大木 陽太郎
1
,
松原 俊一
1
Y. Ohoki
1
,
S. Matsubara
1
1慈恵会医科大学眼科
1Ophth Dept. of Jikeikai Medical College
pp.52-56
発行日 1956年1月15日
Published Date 1956/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410205576
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緒言
ビタミンDは初めanti-rachitischの適用に其の特異的効果を示すことにより,好んで医家に使用され,又,Reck ling hansen病の手術後のRekalzifizie rungs tetanieに用いられPara-thyreogener Tetanienの防止,又,原発性,或は続発性のGelenk rhenmatismusやLupusVulgarisの際にも用いられて来た。
最近,Von G.Guist氏,及びC.Steffen氏によつてビタミンD2の大量を慢性緑内障,及び続発性緑内障の患者に筋肉内注射により投与し,その眼圧の下降を認めたことが報告されたが,著者等も緑内障眼々圧を下降せめると云うビタミンD2に非常な興味を覚えたので,ビタミンD2を大量に緑内障患者に投与し,その眼圧経過を臨床的に追求してみた。
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