第25回日本臨床眼科学会 GROUP DISCUSSION
目の公害・医原性疾患
pp.749-755
発行日 1972年5月15日
Published Date 1972/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410204800
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前回まで,神鳥教授が世話人となり医原性疾患として続いてきたこのグループディスカッションは,今回から今泉が世話人を引き継ぐことになつたのを機に,名称も「眼の公害・医原性疾患」と改め,第25回臨床眼科学会において,第1回目の発表および討議が行なわれた。
公害という社会的関心の強い問題を,眼科領域から追求する新しい試みであつたためか,眼科専門医のみならず,厚生省および地方官庁の担当者,農薬会社の研究者および報道陣も加わり,参加者は20名以上の教授を含めて,実に200人に達し,青木会長の配慮で最も広い会場を提供してもらつたのにもかかわらず,満場立錐の余地もないほどの盛況であつた。また,講演の内容も斬新的なものが多く,討論もすこぶる活発であつた。
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