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第23回日本臨床眼科学会見聞記—学会のあり方について
水川 孝
1
1大阪大学
pp.131-134
発行日 1970年1月15日
Published Date 1970/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410204223
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第23回日本臨床眼科学会は,岐大清水新一教授会長の司会で10月24〜26日岐阜市で開かれた。3日間にわたつてまことに広大な内容を盛り込み,日本臨床眼科学会としては実に豪勢なもので,このように立派な学会は日本臨床眼科学会としてはこれが最後となるのではないかと思われるほどのものであつた。
24日(金)には,日眼理事会,評議員会を1日かけて行ない,25日(土)には19ものグループディスカッションを,午前は9会場,午後は10会場において開き,26日(日)は,午前中は五つの大会場を使つて一般講演を100題講演し,午後は各グループディスカッションの世話人からそれぞれの大略を報告するという実に盛りたくさんの内容をもったものであつた。さらに特別講演として,東独フンボルト大学,Dr.D.W.Combergの「前眼部に対する光凝固」があつた。また最近どの学会でも行なわれる学術映画の映写会も26日午前,午後2回にわたつて行なわれているしさらにまた今春,日本眼科学会として認定された視能訓練士による第1回の研究会が24日午後に行なわれていることもいつそうにぎやかさを増していた。
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