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皮膚科学会見聞記
吉田 良夫
1
1東北大学医学部皮膚科
pp.530-533
発行日 1960年6月1日
Published Date 1960/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202839
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第59回日本皮膚科学会学術大会は,4月1日,2日の両日,大阪市毎目ホールにおいて行なわれた。わずか2日間の会期中宿題報告,特別講演,3つのシンポジウム,患者供覧ならびにその討議,59題にも及ぶ一般発表等をみごとに遂行された藤浪会頭の名演出ぶりには今更ながら感嘆の言葉をしらない。斬新な試みとして期待された展示による発表もまた立派にその目的を達成したものと思われ,これらの点,藤浪教授門下の三木,相模両氏の米国留学中の諸経験が大いに活用されているの感を深くした。
各演題の内容に関しては学会誌がこれを詳細に伝えるはずであり,本見聞記では主として追加討論の面から,筆者が肌を通して感じた学会の零囲気をいささかでも紹介したい。
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