銀海余滴
負けるが勝ち
初田 博司
pp.667
発行日 1967年5月15日
Published Date 1967/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410203657
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世の中にはまつたく色んな人種が住んでいるものである。外来を訪れる患者に応対していると,多くの中には妙な度態をはじめからとる者などがいて,頭にくるようなことがあるものだ。
診察をはじめようとするときの態度で気にくわないのは,足を組んで腰掛けてるのはまだしも,片肘をついてこばかにしたような顔つきでこつちをみているような奴である。大抵は健保本人の男性と相場がきまつている。自費患者の方が一般に礼儀正しい。
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