Japanese
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特集 眼科検査法(3)
特集
直像法(眼底検査法)
Direct ophthalmoscope
浅山 亮二
1
Ryoji Asayama
1
1京大眼科
1Department of Ophthalmology Kyoto University Medical School
pp.1281-1285
発行日 1963年12月15日
Published Date 1963/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202831
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Ⅰ.原理
原理の第一条件としては,被検者の瞳孔を通り光線を送つて,これを徹照し得ることである。光源からの光線を被検者の瞳孔を通じて眼底へ送り,眼底から戻つて来る光線は,検者の瞳孔を通じて眼底に結像する。検者はこれを感覚する訳である。(第1図)
今,被検者眼底に送られた光線の結像せる部分,即ち検眼鏡的可視分野ABから反射せる光線は,被検者の瞳孔を通り,其網膜に結像する(A"B")。これは被検者の後方に投影して,直像A′B′として感覚される。この際被検者の眼の光覚系を利用して,眼底を拡大して見られる訳である。
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