談話室
第16回日本医学会総会印象記—その1総会に参加して
桐沢 長徳
1
1東北大学
pp.745-747
発行日 1963年5月15日
Published Date 1963/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202740
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今年の日本眼科学会総会は第16回日本医学会総会の分科会として,大阪で開かれたが,どの新聞にも「マンモス学会」として紹介されただけあつて,総会講演58,シンポジウム71を数える盛会で,このほか外人の特別講演22夜間講演,数々の展示会など,すこぶる大がかりの医学祭ともいうべき大会であつた。そのため,眼科学会の宿題報告と特別講演も,総会のプログラムの中に繰入れられ,分科会としての日眼総会は4月3日,4日の2日に限定された。従つて4月1日,2日,5日の3日間は全部総会講演のみということになつたが,事実上は5日には別会場で眼科のグループディスカッションや「点眼薬の改良に関する研究会」なども並行して行なわれた。
日本眼科学会の役員会(理事会,評議員会)は2日に開かれたが,評議員会懇親会には各県の眼科医会長も招かれ,分科会長(水川孝教授)と大阪眼科医会長(湖崎精一博士)の合同招待会も兼ねて行なわれた。
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