日本トラホーム予防協会会誌
私のトラコーマ急性発病説の統計学的根拠
三井 幸彦
1
1熊本大学(眼科)
pp.1035-1038
発行日 1955年7月15日
Published Date 1955/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202302
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欧米のトラコーマ研究は極めて低調で,過去2,30年に殆んど進歩しておりません。日本の進歩したトラコーマ学をこの際大いに認めさせる必要があると存じます。外国でも本式にトラコーマと取り組んだLindnerなどは漸くトラコーマの急性発病を認め,最近の氏の教科書には従来のSchleichendと云う言葉を抹殺しております。折角日本で研究され,実証され,外国を追い抜いた学問ですから日本のトラコーマ学者一同の協力を得て世界中から認めさせ度いと存じます。
日眼28巻9月号(宿題報告中)974頁
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