Japanese
English
臨床実験
強度遠視の1例
A Case of grave Hyperopia
平越 富規枝
1
1大阪市立医大眼科
pp.925-926
発行日 1954年9月15日
Published Date 1954/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201973
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- Abstract 文献概要
遠視は元来その度の弱いものでも先天性に眼球の発育が不充分なものとされているが,なかんずく強度遠視は著明な先天異常で,小眼球,小角膜を伴い,角膜混濁や白内障,時にはブドウ膜や視神経の欠損等の合併症を有する事が多く,むしろ合併症がなく単に強度の遠視のあるものは非常に稀なくらいである。最近私は,ほとんど合併症のみられない強度遠視の1例に遭遇したのでこゝに報告する。
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