特集 第7回臨床眼科学會
普通講演
(59)眼瞼血管腫ラヂウム治療により發生した白内障及び皮膚潰瘍の治驗例
鈴木 貴美枝
1
,
豊田 兼子
1
1東京醫科齒科大眼科
pp.334-338
発行日 1954年2月15日
Published Date 1954/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201795
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顔面皮膚血管腫の治療として現今最も効果的なものはラヂウム(以下Ra.と記す)照射であると云われて一般に廣く用いられている。私は最近血管腫治療の目的でa.の大量を照射した爲,長年月を經て發生したものと思われる白内障並に皮膚潰瘍による瘢痕性下眼瞼外反症を發生した患者に遭遇し,水晶體剔出手術及びクラウゼ氏法皮膚移植によつて之等を全治せしめ得たので報告する。
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