〔Ⅱ〕原著及臨牀報告
眼とラヂウム
畑 文平
1
1岡大眼科
pp.23-24
発行日 1947年4月20日
Published Date 1947/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200170
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ラヂウムがレントゲン線と竝んで,吾臨牀醫學に應用される様になつてから未だ50年になるかならずであるが,此の半世紀間に於ける,ラヂオロギーの進歩發達は眞に目覺ましく其の生物學的研究の窮極が過般の廣島,長崎に於ける原子爆彈の悲劇を生むに至つた次第である。
今ラヂウム放射線の臨牀に就て述べる前に豫備知識としてラヂウム及其の母胎たるウラニウムから發散する輻射エネルギーに就て觸れて見たい。此の輻射線は通常3種に分けられる。
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