臨床實驗
眼球隱伏症の1例
東 長正
1
1古川電工横濱電線病院眼科
pp.394-395
発行日 1953年5月15日
Published Date 1953/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201493
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眼球隠伏症(cryptophthalmūs)は,1872年Zehender S.Manzにより命名せられ,我が國に於ても1911年大西が初めて報告して以來,幾多の症例がある。抑々この病は睫毛並に遊離した瞼裂を缺除して,發育不充分な眼球は眼窩内にあつて,前額部より上顎部に至る連續した皮膚で蓋われている先天的畸型である。私の例は新生児で右側が健常,左側にのみ發生した稀例である。
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