普通講演
(14)虹彩紋理型の遺傳
山崎 尚忠
1
1日大眼科
pp.105
発行日 1951年2月15日
Published Date 1951/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200780
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1.分割輪に就て
邸及,藤田氏は虻彩紋理型をK,P,C及k,p,cで表す事により任意の虹彩紋理を記號で表示する事を學會に發表した。私は此の表現法を用いて虹彩紋理の遺傳に就いて多少調べたので,本日迄得た成績を發表したいと思う。即ち,私は長野縣下伊那郡和田村に於て61家係に就き紋理遺傳の模樣をしらべた。本回は分割輪の遺傳に就て述べる。分割輪を主體に檢査した家系の分類を行えば第1表の如くなる。
次にK-Kの組合わせになる15家系の中の2,3を示せば,第1圖の如く,又O-Oの組合わせでは第2圖の如くなる。(他は略す)
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