普通講演
(13)視力に關する研究—第1報 視標の大さと露出時間との關係
大山 信郞
1,2
1東京教育大學國立盲教育學校
2日本大學眼科學教室
pp.103-104
発行日 1951年2月15日
Published Date 1951/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200779
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緒言
周知の如く視力は種々の條件に依つて變動する。即ち照度との闘係,對比竝に眼の調應状態,觀察時間等に依つて左右せられる.余は斯る諸點を綜合し,視力障碍者殊に弱視者の教育に際し,教室の照明問題竝に文字に對する讀み方の難易等に就き,併せて試視力表に於ける視標の適不適に就ても再檢討を試みようと欲し,それに對して先ず視標の露出時間と云う觀察時間の問題を以て研究するのが比較的良法であると考え,基礎的實驗として視標の大さと露出時間との關係を調査せし所,以下に述べるが如き成績を得たので,茲に報告し諸賢の御批判を乞う次第である。
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