臨床實驗
結膜フリクテンと赤血球沈降反應に就て
山田 守
1
1大阪醫大眼科
pp.239-242
発行日 1949年6月15日
Published Date 1949/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200379
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緒言
赤血球沈降反應は非特異性生物學的反應にし
各疾患が罹患個體に與える生理的状態の變化の種類,及び程度により正常赤血球沈降速度に影響を及ぼすのである.本反應の原理に關しては近年Fahraeus,Starlinger氏等の膠樣化學説が重視されるに至つている.何れにしても本反應は各種疾患の診斷に役立つものではなく,その經過及び豫後の判定に意義を有するものである.眼科領域に於ても本反應が各種疾患に試みられたがその成績は區々である.フリクテンに就て言うも,或は促進し,或は變化なしと云われる.
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