臨牀實驗
エドネクローゼ性(妊娠蛋白尿性)眼底疾患の後胎症に就て
田野 良雄
1
1東京大學眼科
pp.141-143
発行日 1949年4月15日
Published Date 1949/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200344
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エドネクローゼ性眼底疾患即ち妊娠腎,妊娠腎臓炎竝に子癇に見られる眼底浮腫竝に定型的妊娠蛋白尿性網膜炎の後胎症に就てはLeber, Groen-oum, Schieck等の成書の記載はあるが眼底所見に關する系統的な研究報告は文献に見られないので左の症例に就て調査を行つた。
(a)群(外來患者陳舊症例(視力障碍を生じた妊娠の分娩終了後20日以上を經過したもの)……16例(b)群,分娩後長期(20日以上)觀察例……13例(c)群,既往妊娠時観力障碍の既往歴あり,今回妊娠に際し眼底檢査を行つたもの……12例(b)(c)は既發表論文中に列擧した症例であるが,觀點を異にする故茲に再び引用した。合計41例を初妊,經妊に分類すれば初妊婦12例,經妊婦29例である。
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