増刊号 ターゲット別! 画像診断お助けガイド—基本画像から最新モダリティまで
Ⅱ タイミング別
外傷時
眼球破裂
松井 麻紀
1
,
太田 俊彦
1
1順天堂大学医学部附属静岡病院眼科
pp.242-246
発行日 2014年10月30日
Published Date 2014/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200059
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
◎眼球破裂はきわめて強い鈍的外力により眼球壁を損傷し,結膜下出血,前房出血,硝子体出血,網膜剝離,脈絡膜下出血などを伴う。
◎眼球破裂に対する画像検査として超音波検査とCT検査が主に用いられる。
◎超音波検査とCT検査は簡便,迅速に施行可能であり,眼球壁の形状や硝子体出血,網膜剝離,脈絡膜下出血の有無も診断可能である。
◎眼球破裂は前房出血,硝子体出血により眼内観察困難例や結膜下出血で強膜裂傷部位不明例が多く,画像検査の果たす役割は大きい。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.