やさしい目で きびしい目で・168
ネパールでの眼科医療
松山 加耶子
1
1関西医科大学附属滝井病院
pp.1959
発行日 2013年12月15日
Published Date 2013/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410105055
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ネパールでの支援活動。それは名前だけを聞くとかっこよく感じる人がいるかもしれません。しかし,現実は支援を受ける側の思い,支援をする側の思いが錯綜し,そんなに甘くありません。それを彼らに優しくそして時には厳しく接することでお互い高めあっていけるようになりたいと願っています。
まず私がネパールにかかわるようになったのは眼科に入局して5年目の年末年始のことでした。私は初めてアジア眼科医療協力会(AOCA)の方たちとネパールに行く機会をいただきました。ただそこまで身近に感じていなかった自分が,その2年後に縁があってネパール人の主催するアイキャンプに直接招かれ参加したことで大きく人生が変わったように思います。そしてネパールの北部を中心に支援する現在のヒマラヤ眼科医療を支援する会(EArTH)を立ち上げることになりました。
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