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連載 今月の話題
27G硝子体手術
27G vitrectomy
白木 暢彦
1
,
大島 佑介
2
Nobuhiko Shiraki
1
,
Yusuke Oshima
2
1大阪大学大学院医学系研究科眼科学教室
2西葛西井上眼科病院
pp.1051-1057
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104800
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近年,経結膜的に行う23ゲージ(gauge:G)や25G小切開硝子体手術が,種々の手術機器の開発と手術手技の進歩によって急速に普及し,黄斑疾患から難治性症例まで幅広い網膜硝子体疾患に適応できるようになった。しかし,現在の23Gや25G手術では自己閉鎖創の作製にはテクニックを要しながらも,すべての症例で創口の自己閉鎖を得ることができない。一方,新たに開発された27Gの硝子体手術システムは,自己閉鎖性の高い創口を簡単に作製できるうえ,最近の高速カッターの改良と高性能な硝子体手術装置の開発によって硝子体切除効率が向上し,一般臨床に導入できるレベルに達した。本稿では,27G硝子体手術について概説する。
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