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連載 何が見える? 何がわかる? OCT・第7回
OCTを鑑別診断に役立てる―ポリープ状病巣とtype 2 CNVの違い
Usefulness of optical coherence tomography for differential diagnosis: polypoidal lesions and type 2 choroidal neovascularization
辻川 明孝
1
Akitaka Tsujikawa
1
1京都大学大学院医学研究科感覚運動系外科学講座眼科学
pp.1058-1063
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104801
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Point
◎異常血管網の部分は網膜色素上皮がなだらかに隆起し,double layer signを認めることが多い。
◎ポリープ状病巣の部分では網膜色素上皮は急峻に隆起し,網膜色素上皮剝離を伴っているとtomographic notch signを示すことが多い。
◎ポリープ状病巣がフィブリンを伴っていると,ポリープ状病巣上の網膜色素上皮が確認しにくくなることが多い。
◎黄斑浮腫はtype 2脈絡膜新生血管では特徴的な所見であるが,ポリープ状病巣では伴わないことが多い。
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