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連載 眼科図譜・361
白内障術後に角膜融解と穿孔が生じた1例
A case of corneal melting and perforation following cataract surgery
橘 理人
1
,
濱田 禎之
1
,
松尾 俊彦
1
,
大月 洋
1
Rihito Tachibana
1
,
Sadayuki Hamada
1
,
Toshihiko Matsuo
1
,
Hiroshi Otsuki
1
1岡山大学大学院医歯薬総合研究科眼科学分野
pp.188-190
発行日 2013年2月15日
Published Date 2013/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104598
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緒言
非ステロイド点眼液(non-steroidal anti-inflammatory drugs:以下,NSAID)やステロイド点眼液は,内眼手術前後の消炎に広く用いられている。近年,稀ではあるが,NSAID点眼液やステロイド点眼液で角膜穿孔に至る重度の角膜上皮障害が報告されている1~4)。今回,白内障術後にジクロフェナクナトリウム点眼液およびフラジオマイシン配合ベタメタゾン点眼液を使用し,両眼に角膜潰瘍を生じたのち,左眼は角膜穿孔に至った1例を経験したので報告する。
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