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連載 眼科図譜・360
黄斑部海綿状血管腫の経過観察中に脳実質と脳幹に海綿状血管腫が発見された1例
A case of cavernous hemangioma in the macula followed by detection of cerebral and brainstem cavernous hemangioma
牧野 伸二
1
,
加藤 健
2
Shinji Makino
1
,
Ken Kato
2
1自治医科大学眼科学講座
2かとう眼科
pp.184-186
発行日 2013年2月15日
Published Date 2013/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104597
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緒言
海綿状血管腫は比較的稀な血管性過誤腫あるいは血管奇形と考えられている。網膜海綿状血管腫では小円形の血管瘤がぶどうの房状に集まって形成され,遺伝性を有するもの,皮膚や頭蓋内に血管腫を伴うものがある1)。
筆者らは以前,黄斑部にみられた網膜海綿状血管腫を報告した2)。当時,頭蓋内に異常はなかったが,経過観察中に脳実質と脳幹部に多発性海綿状血管腫が確認されたため,改めて報告する。
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