特集 オキュラーサーフェス診療アップデート
5.基礎研究と臨床とのつながり
ドライアイ
ムチン分泌とドライアイ
堀 裕一
1
1東邦大学医療センター佐倉病院眼科
pp.314-317
発行日 2012年10月30日
Published Date 2012/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104484
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Point
1.ムチンは涙液中および角結膜上皮細胞の表層に存在し,眼表面において重要な役割を担っている。
2.眼表面には結膜杯細胞から分泌される分泌型ムチン(MUC5AC)と角結膜上皮が発現している膜型ムチン(MUC1,MUC4,MUC16)がある。
3.ここ数年,ムチン分泌を促進させる点眼薬が,ドライアイ治療薬として世界ではじめてわが国で使用できるようになった。
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