総説
膜型ムチンとドライアイ
内野 裕一
1
1慶應義塾大学医学部眼科学教室専任講師
pp.18-22
発行日 2017年4月11日
Published Date 2017/4/11
DOI https://doi.org/10.34449/J0042.12.01_0018-0022
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ヒトだけでなく粘膜を持つあらゆる生物は,粘液とともに粘膜の湿潤性を保っており,眼表面では涙液がその粘液としての役割を担っている。眼表面の上皮細胞は微絨毛(マイクロビライ: microvilli)という突起物を涙液側に発現しており,その微絨毛上にはグライコカリックスと呼ばれるバリアが形成され眼表面を保護している。
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